越前若狭歴史回廊

 一乗城(一乗城山を登る) ・上


 朝倉館跡の背後にあるのが一乗城(城山)である。
 この城が築かれたのは、戦国時代に越前を支配した朝倉孝景が、拠点を黒丸館から、ここに移した応仁・文明の頃と言われているが、実際にはこれよりもずっと前の南北朝時代に、一乗 谷を含む宇坂荘の地頭職を得、このときから入り込んだと見るのが妥当のようである。

一乗城山は標高四七三mあり、登山路は

1)下城戸外の安波賀からの尾根伝い道
2)八幡神社横の道、馬出(うまだし)から登る道
3)朝倉館の後方や諏訪館の後方から登る道

の3ルートがあるが、通常は2、3ルートを使用する

 ここでは3を利用して登り、2を利用して下山するルートで説明する。

 先ずは地図で確認。 ここをクリック

 3つのコースの、地図上から順に1)2)3)のルートとなる。

 復元武家屋敷の駐車場前が諏訪館橋で、先ずは諏訪館跡庭園を横切り、その横の道を暫く登ると、石の階段となり、英林塚に到着する。

 朝倉館の後方から登ってきてもここに到達して、合流して同じ3)コースとなる。

 越前に危機がせまると鳴動するといわれる英林塚の後方から、いよいよ登山開始、標識をみると城山まで1.1Kとある。
登山道は整備されているが、2)のコースに比較すると、谷川と錯綜したり、一部岩場がある、その分変化に富んだコースで退屈はしない。

  道は明確で、迷うことは無いが、後半は急登が続く。所要時間登り1時間とされている。個人差もあるが、50歳を超えた中高年の場合は途中2〜3回休憩して1時間20分はみておきたい。あと300mとの標識があっても結構長く感じる。

  本丸の手前200mで「馬出コース」といわれる2)のコースと合流し、さらにすすむと、城の飲料水に利用された「不動清水」があり、「城山まですぐ」の標識がでている。

 いよいよ、千畳敷といわれる本丸に到着。本丸跡には標柱が建っており、山上御殿の一七個の礎石が残っている。

 また、本丸付近には堀切や土塁によって区切られた観音屋敷跡・赤淵明神跡・宿直跡・月見櫓跡が集中している。
  観音屋敷は三方に土塁をめぐらし、枡形虎口も設けられている。その向こうが宿直跡で、そこからの見晴らしは抜群で、福井平野を全部見渡せる、天気がよければ三国湊まで遠望できるといわれている 。ただ私は2回登ったが、福井平野の眺望は堪能できたが、運悪く三国までは霞んで見渡せなかった。

 


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