一乗谷には、
城下町の防衛のため、谷が最も狭くなる地点2箇所(南と北)に土塁を築き城門を置きました。これが「城戸」といわれるもので南側の城戸を上城戸(かみきど)、北側の城戸を下城戸(しもきど)といいます。京に近い方が「上」ですから、越前では南側が上手になります。
上、下の城戸間は約2Kあり「城戸ノ内」と呼ばれ、一乗谷の中心地で朝倉館をはじめ、重臣の屋敷跡が多数あります。また、一乗谷を縦断する道路に沿って、武家屋敷、寺院、町屋が密集して配置されています。
下城戸は幅18m、高さ5m、長さは僅か20mが残存しているだけだが、出入り口には重さ10tを超す大石、なかには40tを超す巨石を積み上げており、見応えがある。また、外側には幅10m、深さ3mの濠が掘られ、一乗谷川に直接繋がっていたと考えられている。
上城戸は幅13m、高さ5m、長さは50mが残存している。下城戸と違い巨石は残っていないが、その分、土塁は長く残存している。外濠あとも残っているが、現在は水が注入されておらず、夏は草に覆われ、わかり難い。
▼外側から見た上城戸土塁
|
▼城戸の内側からみと城戸土塁跡
|
▼城戸跡土塁の上部
|
▼濠も残っているがわかり難い
|
│TOPへ戻る│
|