越前若狭歴史回廊

 

 

史蹟八勝・戦前の一乗谷風景・その2

一乗谷村風景

  かつて一乗谷村は 浄教寺、東新町、西新町、鹿俣、城戸内、阿波賀、阿波賀中島 で成り立っていた。昭和32年に合併で足羽村となり、同35年に町制が施行、同46年福井市に編入され現在に至っている。写真は昭和初期の一乗谷村風景。

朝倉館風景

 朝倉氏滅亡後、館跡には朝倉氏の菩提寺心月寺が置かれたが、慶長六年に北ノ庄に移り、寺と墓は心月寺の末寺「松雲院」として残され 、唐門は松雲院の門として利用されていた。

 松雲院は遺跡の発掘のために、現在は心月寺に移転統合されており、その写真は殆ど残っていない。写真は戦前の松雲院を写したもので、右は当時の唐門の様子である。

 

 

城戸風景

 一乗谷の防御施設としてあまりも有名な城戸跡である。一乗谷川の上流(南)が上城戸、下流(北側)が下城戸である。この城戸に仕切られた地域が「城戸ノ内」である。

 城戸は一部は失われているが、上城戸は長さは50m高さは4.5m、下城戸は長さ25m高さ5mでかなりの部分が現在も残っている。写真はその戦前の様子である。上城戸はあまり変わらないように見えるが、下城戸の巨石は この写真からは判然としないが、整備前は土で覆われていた。

 

 

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